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第八章:作戦決行


ついに決行の朝が来た?!
 大変永らくお待たせしました・・・・・。僕ことKの密かな夢、ついに決行の朝がやってきたのです。GWの中日、それは曇りの予想を大きく外れ、とても仕事に行くなんて雰囲気ではありません(一応職場には有給休暇は出してあるのだが)。朝いつもの通りに「仕事に行ってくる」と言って家からトレンクルで堂々と出勤(のつもり)。向かった先はまっすぐ駅へ、といって最寄駅ではない(ここまでくれば知り合いに出くわす確立は激減する)。
 問題はここから。新幹線で軽井沢に行こうかこのまま小田急で鎌倉方面に行こうか真剣に悩んでしまった。心臓はドキドキしている。「何で?」と自問自答したのだが、やっぱり秘密めいた行動のせいなのだろう。。。。で、今回は初めてということを考えて「片瀬江ノ島」までの切符を買った。
片瀬江ノ島
 「そういえば、片瀬江ノ島まで電車で来たのは何年ぶりだろう」・・・ふと考えた。江ノ島といえばオートバイの免許を取ってから、現在にいたるまでほとんどが「エンジン付き」で来ていた。
 大型連休中の中日平日とはいえ海岸線の道はほどほどに込んでいた。渋滞を横目で見ながらいざ鎌倉へ(うれしい!追い風だぁー)。
海岸にて
 海を眺めながら小休止とする。程なくすると、手の甲や首の辺りがチリチリ。。。。ヤバイ!日に焼けてしまう。完璧なアリバイとかいいながら、これでは家に帰ったらバレバレだ。いくら「先週潮干狩りに行ったジャン」とか言い訳したって、サイクリンググローブの日焼けあとがくっきり浮かび上がったらたいへんだー!慌てて腕まくりした袖を元に戻し、グローブをはずした。
お参り
 海岸線に別れを告げついに最後のアプローチ表参道だ。鶴岡八幡宮の大きな鳥居を抜け、ついに来たのだ。普段ならこんなに「来た」コトを意識するものではないのだが、なぜか達成感がある。せっかくだからお参りをして行こう。もちろん願いは「家内にバレませんように」・・・とお賽銭をいれた。
 このあと、行き付けの数カ所を巡る。いつもなら駐車場の空きさがしにひと苦労。そのあとテクテク。。。すこし離れた場所へは車で行こうか、歩いていこうか。。。。など、あれこれ考え事が多い。今日はそう言うわずらわしさがまったくといってない。

 そういえば鎌倉はトレンクルにとって第二の故郷という話を聞いたことがある。大々的にデビューしたのは新宿駅なのだか、産声段階でひそか持ちこまれたのはここ鎌倉だったのだ(カタログ写真のロケ地とか・・・・)。
僕のトレンクルデビューもひそかにか・ま・く・ら。

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